一度転んだら底に落ちるまで起き上がれない。

エキサイトや焦燥感を伴う鬱って
そういう感じ。少なくとも桜倖さんの場合はね。


まずがんばってドイ語には出たものの
ラテン語は余りにやる気がなくサボタージュ
暇つぶしに購買で太宰の「もの思う葦」をもの思う葦 (新潮文庫)
買って読むものの更に暗くなってしまい(当然)
午後の英語はディベートの用意をまるでしておらず
一緒になった1年生のやる気っぷりが目に沁みて
ローソンではチケの代金支払いが出来ず
渋谷へ向かう井の頭線で食べようと思ってたサンドイッチを
荷物整理で立ち止まったベンチに置き忘れ
もうあらゆることがマイナスに作用したというか
ネガティブをネガティヴで追い払うというか。


でもね。
久しぶりに会ったYさんはやっぱり良い人で
同じくSさんや初めて会った人も良い人で
この会社は本当に良いトコだなぁと癒されました。
どうも某チョコ屋を経て
百貨店の販売員としての自分の能力に
自信が持てなくなっていたので
「仕事できなくてすいません」と
さしずめ太宰な台詞を連発してました。
でもSさんから「桜倖ちゃんの接客すごい好きなんだぁ」
と言ってもらえて嬉しかったな。
ヘコんでたとこだったから尚更に。


ここのためなら無理をしてもいいと思える場所って少ないよ。
別に実際に無理をしなくてもね。
そう思えるっていうのは、愛してるし愛されてる証拠なんだから。